【7月29日 AFP】米俳優ジョニー・デップ(Johnny Depp)さん(59)は28日、自身が制作したハリウッド(Hollywood)俳優や歌手を描いた版画作品780枚を出品し、約300万ポンド(約5億円)を売り上げた。

 デップさんは元妻で米女優のアンバー・ハード(Amber Heard)さん(36)との訴訟に多額の費用がかかっている。

 デップさんは28日朝にインスタグラム(Instagram)で、英国で複数の画廊を運営するキャッスル・ファイン・アート(Castle Fine Art)のウェブサイトで版画を販売すると告知した。

 今回販売されたのは米歌手ボブ・ディラン(Bob Dylan)さん、俳優のエリザベス・テイラー(Elizabeth Taylor)さん、アル・パチーノ(Al Pacino)さん、英ロックバンド、ザ・ローリング・ストーンズ(The Rolling Stone)のキース・リチャーズ(Keith Richards)さんの肖像版画。

 キャッスル・ファイン・アートは、デップさんがディランさんの肖像を制作する様子を写した画像を投稿している。

 同社によると、「フレンズ・アンド・ヒーローズ(Friends & Heroes)」と名付けられた一連の版画作品は、デップさんが人間的に影響を受けた親しい友人らを描いている。

 販売開始後、同社はツイッター(Twitter)に「ジョニー・デップがインターネットを壊した」と書き込み、アクセスが集中したため販売サイトがダウンしたと明らかにした。

 作品は計780枚用意されていたが、28日の夜までにはすべて「在庫なし」と表示されていた。

 額装済みの4種セットの販売価格は1万4950ポンド(約245万円)、単品では1枚3950ポンド(約65万円)だった。

 デップさんは他にもクリエーティブなビジネスに挑戦している。7月には英ロックミュージシャン、ジェフ・ベック(Jeff Beck)さんとのコラボアルバムを発表。音楽評論家による評価は低いが、英国のヒットチャートではトップ40に入った。(c)AFP