【7月29日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)で通算4度の総合優勝を誇り、今季限りでの引退を表明したアストンマーティン(Aston Martin F1)のセバスチャン・ベッテル(Sebastian Vettel)に対し、ルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)を筆頭としたドライバーが28日、惜別のメッセージを送った。

 通算7度の年間優勝を誇るハミルトンは、2007年デビューの同期で長年にわたり最高のライバル関係を築いてきたベッテルに対し、「セブ、君を競争相手と呼べるのは光栄だったし、友人と呼べたのはそれ以上に光栄だった」とツイッター(Twitter)に投稿した。

 その後のパドックでのインタビューでも「彼は自分のためでなく、本当にさまざまなことのために立ち上がった数少ない一人だ。自分の声を使い、支援の手を差し伸べた」と話し、「彼は最初から膝をつき、独自の道を進み、自身の信条、そして大義のために闘った」と敬意を表した。

「ずっとここで彼と一緒にレースできたことを喜んでいる。きょうのニュースは悲しいけれど、今後も今まで以上に活躍するはずだ」

 ベッテルのまな弟子で、友人でもあるミック・シューマッハ(Mick Schumacher)は「本当に悲しいけれど、同時にあなたとあなたの新しい人生の章を楽しみにしている。これまでも、そして今でも自分にとって大切な人だ。僕らの友情に感謝している」と語った。