【7月28日 AFP】イランの首都テヘラン近郊で28日、洪水に伴う土砂崩れなどにより、少なくとも6人が死亡した。救急当局が明らかにした。

 アルボルズ(Alborz)山脈の裾野に位置するイマムザデダウド(Emamzadeh Davoud)で撮影された動画には、泥だらけの少年が柱にしがみつく様子が捉えられていた。

 イラン赤新月社(Iranian Red Crescent)は国営テレビに対し、「イマムザデダウドの洪水で、これまでに5人の死亡が確認され、9人が負傷した」と明らかにした。

 また国営イラン通信(IRNA)は、テヘランの東に位置するダマバンド(Damavand)で1人の遺体が収容されたと伝えた。

 アフマド・バヒディ(Ahmad Vahidi)内相によると、イマムザデダウドでは土砂が最大4メートル堆積している場所もあるという。

 イランでは先週にも、乾燥地域が広がる南部で洪水が発生し、22人が死亡している。(c)AFP