【7月29日 Xinhua News】中国工業・情報化部企画司の王偉(Wang Wei)司長は同部が26日に開いた「製造業の質の高い発展を推し進め、実体経済の基盤を固める」をテーマにした記者会見で、中国製造業の増加値(付加価値額)が2012年の16兆9800億元(1元=約20円)から21年には31兆4千億元へと増加し、世界全体に占める割合は22・5%から30・0%近くに拡大しており、中国は引き続き世界一の製造大国の地位を維持し、供給システムの質を大幅に向上させていると述べた。発言の要旨は次の通り。

 製造業の総合的実力が高まり続けていることは、主にスケールメリットが強化され続け、整った体系を持つ優位性がより顕著になり、製品の競争力が大きく強まっていることに表れている。中国の技術集約型機械電気製品とハイテク製品の輸出額は12年の7兆4千億元と3兆8千億元から21年の12兆8千億元と6兆3千億元に増加し、製造業の中間財貿易が世界全体に占める割合は20・0%前後となっている。現在、国家新型工業化産業モデル基地は445カ所、比較的大規模で高い競争力を備える先進製造業クラスターは306カ所で、製造業の供給力と産業チェーンの粘り強さを向上させるために鍵となる重要な役割を果たしている。

 また、製造業の生産モデルに大きな変革が起こっている。21年の重点工業企業における重要製造工程の数値制御化率は55・3%、デジタル化された研究開発・設計ツールの普及率は74・7%で、12年から30・7ポイントと25・9ポイントそれぞれ上昇した。(c)Xinhua News/AFPBB News