【7月28日 AFP】財政問題のためサッカー・フランス3部リーグへの降格を言い渡されていたボルドー(FC Girondins de Bordeaux)が、新シーズンの開幕を3日後に控えた27日、リーグ2(2部)にとどまることが決まった。同国サッカー連盟(FFF)が発表した。

 直近の2008-09シーズンを含め、6度の1部制覇を誇るボルドーは、昨シーズンのリーグ1で最下位に沈み、まず2部への降格が決まっていた。

 その後、クラブが破産の危機にある中、6月にはフランスプロサッカーリーグ連盟(LFP)が財政問題により3部への降格処分を科すと発表。ボルドーは仏クラブの財務状況の監視団体である「DNCG」に異議申し立てを行っていたが、今月初めに退けられ、一時は3部降格が正式に決まっていた。

 ところが、25日になってフランス国立オリンピック委員会(CNOSF)がボルドーの2部復帰をFFFに勧告し、これが認められた形となった。

 ボルドーは今週、10代のFWセクー・マラ(Sekou Mara)をイングランド・プレミアリーグのサウサンプトン(Southampton FC)に1300万ユーロ(約18億円)で売却し、負債を軽減させている。

 ボルドーは1991年にも、4500万ユーロ(約62億円)の負債を理由に2部に降格していたが、翌年には1部へ復帰し、その後は残留を続けていた。2部での新シーズンは、30日に予定されているバランシエンヌ(Valenciennes FC)とのホームゲームから始まる。(c)AFP/Theo MATTIOLO, Raphael PERRY