【7月26日 AFP】東京都の小池百合子(Yuriko Koike)知事は25日、海外渡航歴のある30代の男性が国内初のサル痘患者と確認されたと発表した。

 小池氏は記者団に対し、感染が確認されたのは欧州から戻った30代の男性で、現在、都内の病院に入院していると説明した。

 世界保健機関(WHO)は23日、感染が拡大しているサル痘について、最高度の警告である「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言。米疾病対策センター(CDC)が22日に公表した集計によると、感染者は74か国で計1万6800人を超えている。

 日本政府は25日、情報収集と診療所での検査や患者の受け入れ準備に向けた対策会議を開催。厚生労働省は、国内に備蓄されている天然痘ワクチンのサル痘への適用の可否について、29日の専門部会で議論する予定。(c)AFP