【7月25日 AFP】第18回世界陸上オレゴン大会(World Athletics Championships Oregon 22)は24日、男子棒高跳び決勝が行われ、アルマンド・デュプランティス(Armand Duplantis、スウェーデン)が世界新記録となる6メートル21で金メダルを獲得した。

 前回大会で逃した世界陸上のタイトルを狙う東京五輪王者のデュプランティスは、3月の世界室内陸上選手権(World Athletics Indoor Championships Belgrade 22)で自らが出した記録を1センチ上回り、圧勝で優勝を果たした。まだ22歳だがこれまでに5回、今年だけで3回も世界記録を更新しており、大会の幕引きにふさわしい熱狂を会場にもたらした。

「モンド(Mondo)」のニックネームを持つデュプランティスは「そんなに悪くないだろ?」と話し、「みんながとてもいいエネルギーをくれたおかげで、バーを越えることができた」と観客に呼びかけると、「最高だし、僕はユージーン(Eugene)が大好きなんだ。ここに来られてうれしい」とコメントした。

 クリストファー・ニルセン(Christopher Nilsen、米国)がアーネスト・オビエナ(Ernest Obiena、フィリピン)とともに5メートル94を跳び、最高記録の試技回数の差で銀メダルを獲得した。オビエナの銅は、フィリピン勢としては世界陸上初のメダルとなった。(c)AFP