【7月25日 AFP】第18回世界陸上オレゴン大会(World Athletics Championships Oregon 22)は24日、男子5000メートル決勝が行われ、ヤコブ・インゲブリクトセン(Jakob Ingebrigtsen、ノルウェー)が、銀メダルに終わった1500メートルの失意を埋め合わせる金メダルを獲得した。

 インゲブリクトセンは13分9秒24をマーク。ジェイコブ・クロップ(Jacob Krop、ケニア)が13分9秒98で銀メダル、オスカー・チェリモ(Oscar Chelimo、ウガンダ)が13分10秒20で銅メダルを獲得した。東京五輪金メダリストで世界記録保持者のジョシュア・チェプテゲイ(Joshua Cheptegei、ウガンダ)は9位だった。

 インゲブリクトセンは「最後のスプリント勝負にはしたくなかった」と話し、「自分が他の選手よりも上だということを証明したかった」と続けた。

 残り2周で先頭に立ったインゲブリクトセンは一気にスピードを上げ、完全に主導権を握ってラスト1周を迎えると、クロップも残り200メートルから追い上げたが届かなかった。ホームストレートへ戻ってきたインゲブリクトセンは、力強く加速してライバルたちを引き離し、最後はこぶしを突き上げてファンの方を指すと、フィニッシュライン付近に倒れ込んで勝利を喜んだ。(c)AFP