【7月25日 AFP】ボクシング界のレジェンド、故モハメド・アリ(Muhammad Ali)氏が1974年の「キンシャサの奇跡(Rumble in the Jungle)」で獲得したベルトを、米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)のインディアナポリス・コルツ(Indianapolis Colts)のオーナーであるジム・アーセイ(Jim Irsay)氏が618万ドル(約8億4300万円)で落札した。

 記念品コレクターとして知られるアーセイ氏は24日にツイッター(Twitter)で、歴史的な世界ボクシング評議会(WBC)のベルトの「世話役になれたことを誇りに思う」と発表。8月にシカゴ、9月にインディアナポリス(Indianapolis)で開催する、自身の収集品の展覧会でベルトを展示する可能性を示唆した。

 ベルトは米競売会社ヘリテージ・オークションズ(Heritage Auctions)に出品されたもので、ウェブサイト「スポーツ・コレクターズ・デーリー(Sports Collectors Daily)」は、618万ドルはスポーツの記念品の中でもとりわけ高額な落札価格だと伝えている。

 2016年に74歳で死去したアリ氏は、1974年にザイール(現コンゴ民主共和国)のキンシャサで無敗の王者ジョージ・フォアマン(George Foreman)氏から8回KO勝ちを収め、タイトルを奪取。1978年にレオン・スピンクス(Leon Spinks)氏に敗れるまで王座を防衛した。(c)AFP