【7月25日 AFP】女子ゴルフ米国ツアーメジャー第4戦、エビアン選手権(The Evian Championship 2022)は24日、仏エビアンレバン(Evian-les-Bains)のエビアンリゾート・ゴルフクラブ(Evian Resort Golf Club、パー71)で最終日が行われ、カナダのブルック・ヘンダーソン(Brooke M. Henderson)が通算17アンダーで優勝。約6年ぶりとなる待望のメジャー2勝目を挙げた。

 世界ランキング283位のソフィア・シューバート(Sophia Schubert、米国)が1打差2位に入り、「64」をマークした西郷真央(Mao Saigo)がスコアを7ストローク伸ばして2打差3位タイに食い込んだ。

 2位と2打差の単独首位から出た24歳のヘンダーソンだったが、最終日は理想の状態をなかなか見つけ出せず2ボギー、さらに4パットをたたいた6番ホールはダブルボギーとなり、11番を終えた段階で首位を明け渡した。それでも14番、15番で連続バーディーを奪い、追いついてパー5の最終18番を迎えると、大きなプレッシャーの中でバーディーを決め、2016年の全米女子プロゴルフ選手権(KPMG Women's PGA Championship 2016)以来となるメジャー制覇を果たした。

 ヘンダーソンは「望んでいたようなスタートは切れなかったし、自分にとって最高の一日でなかったのは確か」としつつ、「だけどメジャーは日曜日のバックナインからという言葉を頭の中にずっと置いていた」とコメントした。

 西郷は通算15アンダーでリディア・コー(Lydia Ko、ニュージーランド)、金孝周(Kim Hyo-joo、キム・ヒョージュ)、チャーリー・ハル(Charley Hull、イングランド)、カルロタ・シガンダ(Carlota Ciganda、スペイン)と並ぶ3位タイだった。

 世界ランキング1位の高眞榮(Ko Jin-young、コ・ジンヨン、韓国)は「69」を記録し、元世界1位のネリー・コルダ(Nelly Korda、米国)、2位スタートながら「73」と失速した柳簫然(Ryu So-yeon、ユ・ソヨン、韓国)らと並ぶ4打差8位タイだった。

 その他の日本勢は、畑岡奈紗(Nasa Hataoka)と西村優菜(Yuna Nishimura)がともに「66」をマークして通算11アンダーの15位タイ、スコア「68」とした古江彩佳(Ayaka Furue)が通算10アンダーの19位タイで大会を終えた。(c)AFP/Elspeth BURNSIDE