【7月24日 AFP】22F1第12戦フランスGP(France Grand Prix 2022)は23日、予選が行われ、フェラーリ(Ferrari)のシャルル・ルクレール(Charles Leclerc)が猛烈な走りで年間トップに立つレッドブル(Red Bull)の世界王者マックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)を抑え、ポールポジションを獲得した。

 太陽が照りつける中、ルクレールはポール・リカール・サーキット(Paul Ricard Circuit)に詰めかけた観客の前で1分30秒872のベストラップを記録し、フェルスタッペンを0秒304上回って今季7回目、通算16回目のポールポジションを獲得した。

 長いバックストレートで、決定的なスリップストリームの「トウ」を提供したチームメートのカルロス・サインツ・ジュニア(Carlos Sainz Jr.)の援護も大きく、ルクレールはスローダウンラップ中に「偉大なカルロス!」と叫んだ。

 フリー走行を通じて速さを見せていたサインツは、パワーユニット(PU)のパーツを交換したため、決勝は最後方グリッドからのスタートとなる。チームとしての3連勝と、フェルスタッペンとの38ポイント差を縮めることを狙うルクレールは、「最高のラップ」だったと話し、「だけどカルロスの助けに感謝しないといけない。彼が上がってきて上位に挑めるのを願っている」とコメントした。

 フェルスタッペンの後にはチームメートのセルヒオ・ペレス(Sergio Perez)が続き、メルセデスAMG(Mercedes AMG)のルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)が4番手、マクラーレン(McLaren)のランド・ノリス(Lando Norris)が5番手、メルセデスのジョージ・ラッセル(George Russell)が6番手につけた。

 アルピーヌ(Alpine)のフェルナンド・アロンソ(Fernando Alonso)が7番手、アルファタウリ(AlphaTauri)の角田裕毅(Yuki Tsunoda)が8番手に食い込んだ。サインツとハース(Haas F1 Team)のケビン・マグヌッセン(Kevin Magnussen)は、どちらもパワーユニット交換によるグリッド降格が決まっているため、予選Q3に進出したもののタイムアタックを行わなかった。マグヌッセンもサインツとともに決勝は最後尾スタートとなる。(c)AFP