【7月25日 Xinhua News】中国と日本の国交正常化50周年を記念する湖北省(Hubei)での祝賀行事と両国の文化交流を目的とした「Japan Festival 武漢」が22日、同省武漢市(Wuhan)で始まった。年末までの間に経済や貿易、教育、青少年、人的・文化的交流など幅広い分野にわたる14のイベントが省内各地で開催される。

 会場には、湖北省と日本の友好交流を振り返る展示のほか、本田技研工業(ホンダ)と東風汽車集団の合弁会社「東風本田汽車(東風ホンダ)」や日本の酒造メーカー「鷹正宗」、飲料大手「キリンホールディングス」、中国の茶業メーカー「湖北省茶業集団」など中日両国企業のブースが並び、多くの市民が立ち寄った。

 湖北省では年末までに、日本の地方自治体や日本貿易振興機構(ジェトロ)武漢事務所、日系企業などと協力し、「トキ(朱鷺)杯」中日友好青少年囲碁大会、武漢市・大分市音楽祭交流活動、荊州市(Jingzhou)・会津若松市青少年書画交流活動、中国湖北・日本大学科学技術交流会、中国湖北・日本化粧品商談会など計14のイベントを開催する。

 湖北省人民政府外事弁公室の章笑梅(Zhang Xiaomei)主任が始動式典であいさつし、日本は湖北省にとって第2の貿易パートナーで最大の輸入元であり、重要な投資元でもあると指摘。ホンダや日産自動車、イオンなど多くの優れた日本企業が湖北省に進出し、自社の発展と拡大を実現するとともに、湖北省経済の質の高い発展を力強く推進していると語った。

 章氏はさらに「湖北省と日本の人々は長年にわたって助け合い、支え合い、民心と民意の良好な基盤を形成してきた。双方の共同努力の下、湖北省と日本の経済・貿易協力は拡大を続けている。これは新型コロナウイルスの感染拡大や世界的な経済・貿易の縮小という苦境の中、容易なことではなく、経済・貿易協力の拡大という双方の共通の願いや大きな潜在力、活力を十分に反映している」と述べた。

 在中国日本大使館の貴島善子公使は、一連の中日交流プログラムの実施が両国の友情を深めることに期待を示した。(c)Xinhua News/AFPBB News