【7月23日 AFP】男子テニスのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)が22日、欧州チームとワールドチームの対抗戦、レーバー・カップ(Laver Cup 2022)への出場を表明し、かつて共に「ビッグ4」と呼ばれたラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)、ロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)、アンディ・マレー(Andy Murray、英国)と欧州チームに名を連ねることになった。

【図解】「ビッグ3」が席巻した過去20年のグランドスラム

 5回目の開催となる今年のレーバー・カップは、英ロンドンのO2アリーナ(O2 Arena)で9月23〜25日に行われる。

 米シカゴで行われた2018年大会以来のレーバー・カップ出場となるジョコビッチは「普段は敵として対戦する選手たちとチームになってプレーできる唯一の大会だ。自分にとって史上最大のライバルの3人であるラファ、ロジャー、アンディに加わることになり、競技の歴史においても非常にユニークな瞬間になるはずだ」とコメントした。

 ジョコビッチ、ナダル、フェデラー、マレーの4人は、約20年にわたり男子テニス界を席巻し、2003年のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon)以降、四大大会(グランドスラム)76大会中66大会でいずれかが優勝してきた。

 欧州チームを率いるビョルン・ボルグ(Bjorn Borg)氏も「この競技の4人のアイコンが一つのチームになるなんて想像もできなかった」と驚きを口にし、「私のように本人たちも、この瞬間の大きさを理解しているはずだし、非常に気持ちが入っていると思う。われわれの目標は毎年優勝すること。ラファ、ロジャー、アンディ、ノバクがチームに入り、チャンスは大きいと思う」と話した。

 各チームは全6人で構成され、欧州チームの残り2人は追って発表される。(c)AFP