【7月23日 AFP】米国は22日、ロシアの侵攻を受けるウクライナに対する2億7000万ドル(約370億円)の追加軍事支援を発表した。高機動ロケット砲システム「ハイマース(HIMARS)」4基などが含まれる。

 ハイマースは最大80キロ離れた標的を正確に攻撃できる兵器。米国からの供与は計20基になる。ウクライナのオレクシー・レズニコフ(Oleksiy Reznikov)国防相は今週、ハイマースは戦況を変え得る兵器だとし、米国に対し100基の供与を要請していた。

 記者会見した米国家安全保障会議(NSC)のジョン・カービー(John Kirby)報道官によると、追加支援にはさらに、標的に近づき自爆する小型戦術無人機「フェニックスゴースト(Phoenix Ghost)」500機、砲弾3万6000発も含まれる。大半は、5月に米議会が承認した400億ドル(約5兆4000億円)の支援策の一環として提供される。(c)AFP