【7月22日 CGTN Japanese】「グリーンの動力にみんなのアイデアを集め、低炭素の未来を切り開く」をテーマにした2022世界動力電池フォーラムが21日、中国の四川省(Sichuan)宜賓市(Yibin)で開幕しました。

 日程は3日間で、中国で世界レベルの動力電池業界の会議が開催されるのは今回が初めてです。フォーラムでは動力電池の最先端技術とグリーンかつ低炭素の移動の最新成果が全面的に展示されるだけでなく、中国政府が打ち出した目標(「双碳」、2030年までに炭素排出のピークアウトを、2060年までにカーボンニュートラルを実現)を背景とした動力電池技術の革新、サプライチェーンの構築、リサイクルなどのホットな話題をめぐって討論が展開されます。

 データによりますと、2021年に中国の動力電池の車両への搭載量は前年比142.8%増の累計154.5ギガワット時(GWh)に達し、世界の総搭載量の52.1%を占めました。さらに今年上半期、中国は引き続き高い伸びを維持し、前年同期比109.8%増加し、累計110.1GWhに達しました。世界の動力電池搭載量トップ10社のうち、6社が中国企業です。

 開幕式では、中国電池工業協会、パナソニックホールディングス、長安自動車、比亜迪(BYD)、寧徳時代など複数の業界代表が共同で「2022世界動力電池大会(宜賓)宣言」に署名し、研究開発への投資を増やし、グリーン発展を加速させ、産業チェーン、イノベーションチェーン、サプライチェーン、バリューチェーンの融合発展を共同で推進することを約束しました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News