【7月22日 AFP】ツール・ド・フランス(2022 Tour de France)は21日、第18ステージ(ルルドからオタカム、143.2キロメートル)が行われ、チーム・ユンボ・ビスマ(Team Jumbo Visma)の総合首位ヨナス・ヴィンゲゴー(Jonas Vingegaard、デンマーク)がステージ優勝を果たした。

 ピレネー山脈(Pyrenees)での今ステージでは、前年王者で総合2位につけるUTE(UAE TEAM EMIRATES)のタデイ・ポガチャル(Tadej Pogacar、スロベニア)がタイムを落としたため、ヴィンゲゴーが総合優勝に片手をかける結果となった。

 ヴィンゲゴーは独走での勝利で、ポガチャルとの差は3分26秒まで広がった。今ステージでは、ポガチャルが高速の下り坂で転倒する場面があったが、ヴィンゲゴーはライバルが追いつくのを待つスポーツマンシップも見せた。

 これでよほどの波乱や落車がない限り、パリのシャンゼリゼ通り(Champs-Elysees)で迎える24日の最終日に優勝できるだけのリードを手にしたとみられるヴィンゲゴー。それでも、レース後は「優勝についてはまだ語りたくない。パリに入ってから話そう。まだ3日ある」と気を引き締めた。(c)AFP/Damian MCCALL