【7月22日 CNS】中国公安省鉄道公安局は昨年以降、約1270件の麻薬犯罪を取り締まり、容疑者約1500人を逮捕し、麻薬1040キロを押収したと明らかにした。

 昨年9月、雲南省(Yunnan)開遠(Kaiyuan)鉄道公安局は省内各地の警察と協力し、麻薬密造所4か所と麻薬中毒者のアジト5か所を突き止め、容疑者36人を逮捕し、麻薬約29キロなどを押収した。

 今年1月には内モンゴル自治区(Inner Mongolia Autonomous Region)フフホト(Hohhot)鉄道公安局が、同自治区内や山西省(Shanxi)や陝西省(Shaanxi)などに鉄道で麻薬を輸送する巨大密売ネットワークを摘発し、容疑者17人を逮捕、ヘロイン7キロを押収した。

 5月は山西省太原(Taiyuan)鉄道公安局が麻薬密売グループを摘発し、麻薬輸送車両1台や資金14万元(約284万円)、ヘロイン2キロを押収した。

 各地の鉄道公安局は鉄道の従業員と乗客からの通報を奨励している。江蘇省(Jiangsu)徐州(Xuzhou)鉄道公安部は報奨基金を設立し、事件の手がかりとなる情報を寄せた従業員に報奨金を与えた。陝西省西安市(Xi’an)、湖南省(Hunan)懐化市(Huaihua)、黒竜江省(Heilongjiang)ハルビン市(Harbin)などの鉄道公安局は、麻薬犯罪に関する情報を求める電話番号を公表している。(c)CNS/JCM/AFPBB News