【7月22日 AFP】昨年1月の米連邦議会襲撃を調査する下院特別委員会は21日、今期最後となる8回目の公聴会を開いた。ベニー・トンプソン(Bennie Thompson)委員長は、2020年大統領選の結果を覆そうとしたドナルド・トランプ(Donald Trump)前大統領が「無法と腐敗への道」を開いて民主主義を破壊しようとしたとし、責任が問われるべきだと述べた。

 新型コロナウイルス感染のためリモートで公聴会に出席したトンプソン氏は、「特別委員会は過去1か月半にわたり、前大統領が選挙結果を覆すためあらゆる手を尽くしたことを明らかにしてきた」とし、トランプ氏は「うそをつき、威圧し、自身の誓いを破った」と批判した。

 この日の公聴会では、ホワイトハウス(White House)副報道官を務めたサラ・マシューズ(Sarah Matthews)氏と、国家安全保障会議(NSC)のアジア上級部長を務めたマット・ポッティンジャー(Matthew Pottinger)氏が証言する。両氏は襲撃事件当日の昨年1月6日、辞任した。

 特別委によると、次の公聴会は9月に開かれる。秋に調査結果をまとめた報告書を議会に提出する予定。(c)AFP/Chris Lefkow