【7月22日 AFP】ウクライナとロシアは22日、黒海(Black Sea)を通じた穀物輸出の停止が引き起こした世界的な食料危機の緩和に向けた合意文書に署名する。両国間の協議を仲介しているトルコが21日、明らかにした。

 2月のロシアのウクライナ侵攻開始以来、両国間で初の主要な合意となる。穀物の輸出停止により、食料価格は高騰し、貧困国では飢饉(ききん)の恐れも出ていた。

 トルコ大統領府のイブラヒム・カルン(Ibrahim Kalin)報道官はツイッター(Twitter)に、「穀物輸出合意」が22日、レジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)大統領と国連(UN)のアントニオ・グテレス(Antonio Guterres)事務総長の仲介によりトルコ・イスタンブールで署名されると投稿した。

 グテレス氏は21日にトルコ入りし、イスタンブールのボスポラス(Bosphorus)海峡を望むドルマバフチェ宮殿(Dolmabahce Palace)で行われる調印式に出席する予定。(c)AFP/Dmitry ZAKS