【7月21日 AFP】フランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)は20日、東京・国立競技場(Japan National Stadium)でJリーグ1部(J1)王者の川崎フロンターレ(Kawasaki Frontale)と対戦し、苦戦を強いられながらもリオネル・メッシ(Lionel Messi)の得点などで2-1で勝利した。

 PSGはこれが日本ツアーの初戦で、メッシ、ネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)、キリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)のスタートリオが先発にそろい踏み。スタジアムには6万5000人のファンが押し寄せた。

 PSGはメッシのゴールで32分に先制したが、大幅にメンバーが入れ替わった後半は、途中出場のアルノー・カリムエンド(Arnaud Kalimuendo)が決めた1点にとどまった。84分にはマークを外した山村和也(Kazuya Yamamura)にヘディングを決められ、川崎に1点を返された。

 昨季まで同じリーグ1のニース(OGC Nice)を率い、今季からPSGの指揮官に就任したクリストフ・ガルティエ(Christophe Galtier)監督は「良いプレーをしていた時間帯や、攻撃面で良い連携がいくつかあった」と振り返り、「決定機につながった高い位置からのプレッシャーのかけ方については満足している」とコメントした。

 その一方で何度もピンチになる場面をつくられた点については「ゴール前であまりに多くのチャンスを与えた」と話し、新シーズン開幕までに守備面を修正しなければならないと述べた。

「そこが最も取り組まなくてはならない部分。適切なバランスを保ちつつ、こうした攻守が入れ替わる状況により早く適応しなければならない」

 PSGはこの後23日に埼玉で浦和レッドダイヤモンズ(Urawa Red Diamonds)と、25日に大阪でガンバ大阪(Gamba Osaka)と対戦する。(c)AFP