【7月21日 Xinhua News】中国鉄道車両大手、中国中車(CRRC)傘下の中車株洲電力機車は18日、メキシコの首都メキシコ市の地下鉄1号線近代化プロジェクト向けに製造した車両を完成させた。中国企業が独自開発し、海外に輸出する最初のゴムタイヤ式地下鉄車両となる。

 車両の外観はオレンジ、内部は白を基調とし、メキシコ市地下鉄の系統色に準拠している。9両編成で編成長は150・9メートル、定員は2252人。営業速度は時速80キロで、登坂能力は鋼製車輪車両より優れ、同市の地理条件に適している。

 メキシコ市のシェインバウム市長は同日夜にオンラインで開かれた車両のラインオフ式典で、地下鉄1号線のプロジェクトは市政府にとって最も重要なインフラ整備と民生事業の一つであり、完成後は100万以上の市民の生活を便利にすると語った。(c)Xinhua News/AFPBB News