【7月20日 AFP】MLBオールスターゲーム2022(92nd All-Star Game)が19日、米カリフォルニア州ロサンゼルスのドジャー・スタジアム(Dodger Stadium)で行われ、ジャンカルロ・スタントン(Giancarlo Stanton)とバイロン・バクストン(Byron Buxton)が連続本塁打を放ったア・リーグが3-2でナ・リーグから逆転勝利を収めた。

 ナ・リーグは1回裏、先頭のロナルド・アクーニャJr.(Ronald Acuna Jr.)が左翼線への二塁打で出塁すると、ムーキー・ベッツ(Mookie Betts)の適時打で先制。さらにポール・ゴールドシュミット(Paul Goldschmidt)がソロ本塁打を記録し、2点を先行した。

 しかしア・リーグも4回表、ニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)で今季前半戦に24本塁打を記録しているスタントンがトニー・ゴンソリン(Tony Gonsolin)から飛距離約140メートルの2点本塁打を放って追いつくと、ミネソタ・ツインズ(Minnesota Twins)のバクストンが2者連続の一発をたたき込んだ。

 ロサンゼルス・エンゼルス(Los Angeles Angels)の大谷翔平(Shohei Ohtani)は、1980年以来となるドジャー・スタジアムでのオールスターで、先発のマウンドに上がったロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles Dodgers)のエース、クレイトン・カーショウ(Clayton Kershaw)の初球を単打にし、いきなり印象を残した。

 カーショウは「フェンスオーバーじゃなかったから、こちらの勝ちだし、先へ進める」とコメント。大谷が初球を振ると宣言する中で、「彼には速球を投げる必要があった。そうしなくてはならなかった」と話した。

 その後の大谷は、アーロン・ジャッジ(Aaron Judge)の打席で大胆に一塁ベースから大きく離れたが、カーショウに刺されてけん制死となった。オールスターでのけん制死は2008年以来の出来事だった。(c)AFP