【7月20日 AFP】ロシアによるロケット弾攻撃が続くウクライナ南部ミコライウ(Mykolaiv)州のビタリー・キム(Vitaliy Kim)知事は19日、ロシアの協力者の特定につながる情報提供に100ドル(約1万3800円)の報奨金を提供すると発表した。

 キム氏がメッセージアプリのテレグラム(Telegram)で明らかにしたところによると、「ウクライナ軍の配置を占領軍に明かした者」や、ロシア軍による目標の座標特定を支援した者に関する情報提供を求める。

 キム氏は「裏切り者とロシアの協力者」を無力化するため、州都ミコライウへの夜間外出禁止令を検討しているとも述べた。

 先にウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領は、スパイやロシア協力者への対策が不十分だったとして、検事総長と保安局(SBU)長官を解任したと発表していた。

 ゼレンスキー氏によると、国家反逆やロシアへの協力の疑いで当局者の捜査を進めている事件が650件以上あるという。(c)AFP