【7月19日 AFP】欧州連合(EU)欧州委員会(European Commission)は19日、ロシアによるウクライナ侵攻を受けて同国に供与した兵器を補充するため、5億ユーロ(約700億円)を拠出して兵器を共同調達することを提案した。

 今後2年かけてEU予算から拠出し、ウクライナに武器を供与した加盟国の兵器補充に充てるもので、このような資金拠出はEU初となる。

 EU加盟各国の防衛費は国ごとに大きく異なる上、協調も行われていないことから、近隣諸国が関連投資を倍増し、兵器の価格高騰を招いているといった批判も出ている。

 EUとして防衛面で結束を強化すべきかという議論は数十年前から行われているが、EU諸国は、その大半が北大西洋条約機構(NATO)にも加盟していることもあり、軍事力統合の動きには概して消極的な姿勢を示してきた。

 だが近年はフランスの強い働き掛けで、共同防衛に対する意識が高まっている。昨年には、今回の提案とは別の防衛基金に79億ユーロ(約1兆1000億円)を拠出することで合意している。(c)AFP