【7月24日 CGTN Japanese】 中国宇宙ステーションの構築に伴い、同じ軌道上を飛行するスカイサーベイ宇宙望遠鏡の開発も急ピッチで進められています。中国科学院長春光学精密機械・物理研究所が発表した情報によりますと、スカイサーベイ光学施設の初期開発段階で新たな進展がありました。同望遠鏡は中国の宇宙ステーション完成後に打ち上げられる予定です。

 スカイサーベイ宇宙望遠鏡には口径2メートルの光学設備が設置され、一連の最先端の検知機器が搭載されます。望遠鏡は大型バス1台分ほどの大きさで、立てると3階建てのビルに匹敵し、重さは十数トンに達するということです。

 専門家によりますと、この望遠鏡は当初、中国の宇宙ステーションに設置される予定でしたが、観測が制約を受けるため、最終的には独立して宇宙ステーションと同一の軌道を飛行し、望遠鏡自身に燃料を搭載する案が取られました。

 中国有人宇宙事業計画によりますと、スカイサーベイ宇宙望遠鏡は2024年前後にその使用を開始する予定で、計画上の使用時間は10年ですが、メンテナンスにより使用時間を延ばすこともできるとのことです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News