【7月20日 AFP】ペルーの首都リマで18日、テレビドラマ「ハンズメイド・テイル/侍女の物語(The Handsmaid's Tale)」のキャラクターに扮(ふん)した女性やトランスジェンダーの人々約30人が、国連(UN)人権高等弁務官に対し、女性が日常的に暴力に直面している国内の状況を訴えた。

 国連人権高等弁務官のミチェル・バチェレ(Michelle Bachelet)氏は20日までの3日間、ペルーを公式訪問している。

 トランスジェンダーの活動家の一人(29)は、「私たちはバチェレ氏に、この国で女性や性的マイノリティーの人々に何が起きているのか明確に伝えたいのです」と話した。

 ペルーでは女性に対する暴力が増加傾向にある。フェミサイド(女性を標的とした殺人)として確認された事件は、一昨年の138件から昨年は146件と増えている。(c)AFP