【7月19日 AFP】英業界誌が主催する「世界のレストランベスト50(World's 50 Best Restaurants)」で、デンマークの「ゼラニウム(Geranium)」が今年の1位に選ばれた。

 今年の式典はロシアの首都モスクワで開催予定だったが、ウクライナ侵攻を受け、英ロンドンに変更された。また、ロシアのレストランはランキングから除外されている。

 デンマークの首都コペンハーゲンにある「ゼラニウム」は、シェフ、ラスムス・コフォード(Rasmus Kofoed)氏によるもの。季節感を重視しており、2016年にはデンマークで初めて「ミシュランガイド(Michelin Guide)」の三つ星を獲得している。

 昨年の「ノーマ(Noma)」に続き、デンマークのレストランが2年連続で1位となった。

 2位はペルーの首都リマの「セントラル(Central)」、3位はスペイン・バルセロナ(Barcelona)の「ディスフルタール(Disfrutar)」、4位は同国首都マドリードの「ディベルショ(Diverxo)」の順。

「世界で最も優れた女性シェフ」には、コロンビアのレオノール・エスピノサ(Leonor Espinosa)氏が選ばれた。同氏のレストラン「レオ(Leo)」は48位にランクインした。

 世界のレストランベスト50は英業界誌「レストラン(Restaurants)」によるもので、2002年に始まった。

 シェフやジャーナリスト、レストラン経営者など1080人の独立した食の専門家が、過去1年半に訪れた店を評価する。(c)AFP