海洋運命共同体の構築を共に推進する
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【7月20日 People’s Daily】先日、中国の習近平(Xi Jinping)総書記は中国海洋大学(Ocean University of China、OUC)三亜海洋研究院を視察した際、「海洋強国の建設は中華民族の偉大な復興を実現するための重要な戦略課題だ」と強調した。
近年、中国は海洋資源の開発に力を入れ、世界トップクラスの海洋港湾、完備された現代海洋産業システムの構築を加速させ、海洋設備産業、海洋輸送産業、海洋新エネルギー、沿岸域の観光業の急速な発展を持続的に推進し、海洋経済の規模は拡大を続けている。2021年には、中国の海洋総生産が初めて9兆元(約184兆円)を超えた。
高度な海洋科学技術は、海洋強国建設の強力な原動力となっている。中国の海洋科学技術は出遅れたが、急速に発展している。海南(Hainan)陵水海域には、中国初の自営の深度1500メートル級ガス田「深海1号」がそびえ立っている。中国独自開発の4500メートル級有人潜水艇「深海勇士」号の国産化率は95%に達し、1万メートル級有人潜水艇「奮闘者」号が、世界海洋の最深部への挑戦に成功し、深度は1万909メートルだった。「世界海洋科学技術革新指数報告書(2020)」によると、中国の海洋科学技術革新の総合ランキングは第4位に浮上したという。
海洋の生態系を守り、人と海洋の調和を実現することは、海洋強国建設の趣旨だ。中国は「生態+海洋管理」という新モデルの改善を続け、ブルーベイや生態島・生態礁などの大型プロジェクトを統一的に実施し、海洋の生態環境整備の効果は著しい。2020年末までに、中国は国家級海洋自然保護区14か所、国家級海洋公園67か所、マングローブ林が分布する自然保護地52か所を設立し、世界でも数少ないマングローブ林面積が純増した国の一つとなった。現在、中国国内の近海の30%近くと本土の海岸線の37%が、生態保護レッドラインの管理下にあり、各級の海洋保護区270か所以上を設立し、その面積は1200万ヘクタールを超えている。海洋は地球上の酸素の約70%を供給し、毎年数十億トンの二酸化炭素を吸収する、地球最大の「炭素貯蔵庫」だ。現在、中国は炭素排出ピークアウトとカーボンニュートラルを積極的かつ着実に推進しており、沿岸地方では海洋炭素吸収源開発の加速が模索されている。
世界の海洋面積は地球の71%を占め、千年以上の間、「海上シルクロード」は、東西をつなぐ海上貿易の商道で、文明交流の舞台であった。
海洋は今日の世界各国を結ぶ天然の地理的リンクだけでなく、変化する世界経済・政治情勢の下で世界を結ぶ新型交流・協力のプラットフォームでもある。海洋の平和を維持し、海洋の生態文明を守り、相違点を適切に解決し、共に繁栄・発展し、海洋の幸福を推進するため、世界の協力が求められている。2013年の海上の相互接続の促進の21世紀「海上シルクロード」の共同建設の提起から、2019年の海洋運命共同体という重要な概念の提起に至るまで、中国は常に各国と手を携えてウィンウィンの協力で発展することを主張してきた。
今後、中国は国際的な責任と義務をより積極的に果たし、海洋運命共同体という概念を着実に実践し、グローバルな海洋ガバナンスの分野でより多くの公共財を提供し、世界各国と協力して、海洋運命共同体の構築を共に推進していく。(c)People’s Daily/AFPBB News