ウクライナの輸送機、ギリシャで墜落 8人死亡
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【7月18日 AFP】セルビアのネボイシャ・ステファノビッチ(Nebojsa Stefanovic)国防相は17日、同国からバングラデシュへ軍需品を運んでいた輸送機がギリシャで墜落し、乗員8人全員が死亡したと発表した。輸送機はウクライナの航空会社が運航していた。
ステファノビッチ氏によると、墜落したアントノフ12型(An12)輸送機は16日午後8時40分にセルビア南部ニシュ(Nis)の空港を離陸。セルビアの民間企業バリル(Valir)からバングラデシュ国防省向けの「軍事物資約11トン」を運んでいた。積み荷は地雷だったとしている。
ウクライナ外務省は、乗員8人はウクライナ人であることを確認。事故原因はエンジン1基の故障によるものとの見方を示した。
ギリシャ消防当局によれば、輸送機は午後11時ごろに同国北部カバラ(Kavala)近郊の村の近くに墜落した。現場で「危険物」は見つからなかったという。
バングラデシュ軍は、積み荷は同軍と国境警備隊向けに調達した訓練用迫撃砲弾だったとしている。
ステファノビッチ氏は積み荷について、ロシアのウクライナ侵攻とは無関係だとし、「一部メディアは、事故機がウクライナに武器を輸送していたとの臆測を流しているが、全く真実ではない」と否定した。(c)AFP/Sakis MITROLIDIS, with Katerina