【7月15日 AFP】中国国営メディアは15日、習近平(Xi Jinping)国家主席が13日に新疆ウイグル自治区(Xinjiang Uighur Autonomous Region)を視察したと伝えた。習氏の同自治区訪問は、2014年以来8年ぶり。

 前回の視察時には、鉄道駅で爆発が発生、3人が死亡した。この事件が3年後の少数民族ウイグル人らの大規模拘束につながった。

 国営新華社(Xinhua)通信によると、習氏はウイグルの発展を称賛。また、人権を侵害しているとして米国から制裁を受けている準軍事組織「新疆生産建設兵団(XPCC)」の働きも褒めたと伝えられている。

 自治区北部の都市、石河子(Shihezi)を視察した際には、XPCCは改革と開発において「偉大なる進歩」を成し遂げたとたたえた。

 習氏が学生や地元住民と言葉を交わす様子も報じられた。伝統衣装に身を包んだ住民から拍手で迎えられた。(c)AFP