【7月15日 AFP】男子ゴルフ米国ツアーメジャー最終戦、第150回全英オープン（The 150th Open Championship）は14日、英セントアンドルーズ（St Andrews）のオールドコース（The Old Course、パー72）で開幕し、キャメロン・ヤング（Cameron Young、米国）が圧巻の8アンダー「64」で首位発進した。ロリー・マキロイ（Rory McIlroy、北アイルランド）も首位と2打差の単独2位につけた一方で、タイガー・ウッズ（Tiger Woods、米国）は大きく出遅れた。

　午前8時25分（日本時間午後4時25分）スタートの早めの組に入ったヤングは、8バーディー、ノーボギーというミスのないパフォーマンスを披露した。世界ランキング32位のヤングは今年の全米プロゴルフ選手権（2022 PGA Championship）を3位タイでフィニッシュしており、これで今大会も優勝候補の一人として好位置を確保した。

　本命の一角として乗り込んできた2014年大会覇者のマキロイも、期待通りのラウンドで6アンダー「66」を記録した。対照的に、昨年の自動車事故で脚に大けがをしたウッズは、現在も回復していない中で今大会への出場を決意したものの、6時間にも及ぶ過酷なラウンドで6オーバー「78」の146位タイに沈んでいる。

　その他では、キャメロン・スミス（Cameron Smith、オーストラリア）とロバート・ディンウィディ（Robert Dinwiddie、イングランド）が5アンダー「67」で3位タイに続き、世界ランク1位のスコッティ・シェフラー（Scottie Scheffler、米国）は4アンダー「68」で5位タイグループにつけている。

　英サンドイッチ（Sandwich）のロイヤル・セントジョージズ・ゴルフクラブ（Royal St George's Golf Club）で開催された前回大会を制しているコリン・モリカワ（Collin Morikawa、米国）は、イーブンパー「72」の55位タイで初日を終えた。(c)AFP/Andy SCOTT