【7月16日 AFP】英ロンドンの動物園で、耳の不調を抱えていた12歳の雄ライオン「バヌ」がCTスキャナーによる検査を受けた。

 飼育舎でバヌを麻酔にかけ、トラック搭載型のCTスキャナーに運んで調べた結果、外耳炎にかかっていることが分かった。

 動物園の獣医師によると、これまでの検査では耳の不調の原因を突き止めることができなかった。CTスキャナーによる検査は「どんな患者にも安全かつ快適」な方法だと獣医師は語った。

 外耳炎はペットの犬や猫、そして人間にもよく見られる病気。点耳薬を差して、薬剤が患部に届くように耳をマッサージするのが通例だが、バヌがマッサージをさせてくれることはなさそうだと獣医師は笑った。

 映像は6月20日撮影・提供。(c)AFP