ソロモン諸島、外国の基地受け入れ否定 軍事標的化を懸念
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【7月14日 AFP】南太平洋の島国ソロモン諸島のマナセ・ソガバレ(Manasseh Sogavare)首相は14日、同国が軍事攻撃の標的となるのを避けるため、外国の軍事基地を受け入れるつもりはないと表明した。
ソガバレ氏はラジオ・ニュージーランド・パシフィック(RNZ Pacific)に対し、外国の軍事基地を受け入れれば、ソロモン諸島は太平洋地域の「敵」に回ることになると述べた。
また「わが国と国民が軍事攻撃の標的になる恐れもある。ソロモン諸島政府は、国と国民を決して軍事標的にはさせない」とも語った。
同氏は13日にオーストラリアのアンソニー・アルバニージー(Anthony Albanese)首相との初対面の際にも、同様の主張をした。
ソロモン諸島は中国と安全保障協定を締結。これにより中国がソロモン諸島に軍を常駐させるのではないかとの懸念が生じていた。両国はそうした計画はないと否定している。
ソガバレ氏は協定締結後初めて、太平洋諸島フォーラム(Pacific Islands Forum)に出席している。(c)AFP