【7月14日 Xinhua News】中国工業・情報化部は12日、5月末の統計として、全国で開通した第5世代移動通信システム(5G)基地局が170万カ所、5G携帯ユーザーが4億2800万になったと明らかにした。データ通信量全体に占める5Gデータ通信の割合は27・2%になった。

 日増しに整備されるネットワークインフラは、デジタル経済発展の基礎を固めている。5Gは各業界でより幅広く応用され、製造業のデジタルトランスフォーメーション(DX)支援や産業チェーン・サプライチェーン(供給網)の強じん性向上、経済の質の高い発展推進に原動力を注入している。工業・情報化部のデータによると、5Gの応用は国民経済の40の大分類に及び、全国200余りのスマート鉱山、千余りのスマート工場、180余りのスマートグリッド(次世代送電網)、89の港、600を超える三甲医院(医療レベル等級が最も高い病院)で幅広く実施されている。5G企業VPN(バーチャルプライベートネットワーク)の構築は加速し、サービス業の発展能力も著しく増強された。

 同部の関係部門責任者は、部門間の連携、中央政府と各省間の連動を強化し、「5G応用『出帆』行動計画」を全力で実行に移すと表明。5Gネットワーク建設を着実に推進し、産業基礎を一段と強固にし、5G応用の大規模発展を加速させることで、多くの業種によりよく力を与えていくと語った。(c)Xinhua News/AFPBB News