【7月14日 AFP】スイス登山界の大御所で、90代になってからも現役クライマーとして活躍していたマルセル・レミ(Marcel Remy)さんが死去した。99歳。新聞各紙や登山関連サイトが13日、報じた。

 2017年には94歳で、スイスのクライミング名所である高さ500メートルの石灰岩の壁「ミロワール・ダルジャンティーヌ(Miroir d'Argentine)」を制覇。90代後半になっても、スイス南西部のビルヌーブ(Villeneuve)にある屋内クライミングセンターの高さ16メートルの壁に、長男のクロード(Claude Remy)さんと共に挑んでいた。

 レミさんのアルプスへの情熱は息子たちにも受け継がれ、クロードさんとその弟のイブ(Yves Remy)さんもクライミング界で名の知られた存在になっている。(c)AFP