【7月14日 Xinhua News】中国科学院予測科学研究センターは11日、2022年の世界コンテナ港取扱量トップ20を予測した報告書の記者発表会を開催した。これによると、今年は新型コロナウイルス、グローバル化に逆行する先進国の措置、ロシア・ウクライナの衝突などの影響で、世界経済の下振れ圧力が増大し、コンテナ輸送業にも鈍化傾向が現れている。中国勢は依然としてコンテナ港世界トップ20の半分近く、トップ10の七つを占めるが、中国港湾のコンテナ取扱量の伸びは2021年に比べ緩まるとみられる。

 中国の多数の港湾ではコンテナ輸送サービスに対する需要が増加し、寧波舟山港、青島港、天津港の伸びがとりわけ大きい。同報告書の推計によると、今年のコンテナ港世界トップ20のうち、中国勢は九つを占め、中国のコンテナ輸送の発展は依然として世界の安定発展の重心となり、基盤となる見通しだ。

 世界の港湾を地域別に見ると、米国の港湾は急成長から安定成長にシフトしている。中国、東南アジア、欧州では、港湾によって異なる発展の動きが見られる。(c)Xinhua News/AFPBB News