中国の海洋経済の総生産額が184兆円を突破
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【7月12日 People’s Daily】中国がこのほど発表した「2021年中国海洋経済統計公報」によると、2021年、中国の海洋経済の総生産が初めて9兆元(約184兆円)を超え、前年比8.3%増の9兆385億元(約184兆7000億円)に達し、国民経済成長への貢献率は8.0%となったという。
2021年、中国の海洋経済分野における科学技術革新能力は成長を続け、重要分野の技術が新たな飛躍を遂げた。統計公報によると、中国の海洋ハイエンド装備の研究開発・製造能力はさらに向上し、洋上液化天然ガス(LNG)産業チェーンにさらに重要な要素が加わった。中国国内初の17万4000立方メートルの浮体式LNG貯蔵・再ガス化装置は順調に引き渡しを終えた。中国自主開発・製造の台風に強い浮体式洋上風力タービンが、広東省(Guangdong)で併合発電に成功し、中国国内初の「洋上風力発電+エネルギー貯蔵」洋上風力発電所建設が、エネルギー貯蔵の納期に入った。中国が独自に開発した初の浅水水中採油ツリーシステムが、渤海で海洋試験に成功し、水中採油ツリーシステムの輸入依存の歴史に終止符を打ったという。自主革新の技術的成果が続々と表れている。
海洋新興産業は力強く成長しており、海洋バイオメディカル産業、海洋発電産業、海水利用産業の付加価値は、それぞれ前年比18.7%、30.5%、16.4%となり、主要海洋産業の成長率を大きく上回り、海洋経済をリードしている。在来型の海洋産業の構造転換・高度化が加速し、現代化海洋牧場の総合試行事業が整然と進み、2021年末の時点で、国家級海洋牧場モデル区136か所を創設した。海洋船舶建造のグリーン・低炭素化が加速し、グリーン動力船の受注が、年間新規受注の24.4%を占めた。
海洋エネルギーや水産物の供給力は、この1年で不断に増強されてきた。海水淡水化の規模は拡大を続け、天津市(Tianjin)、河北省(Hebei)、山東省(Shandong)で大規模な海水淡水化プロジェクトを相次いで立ち上げ、水不足地域の淡水資源の供給を保障している。海洋エネルギーの供給力は引き続き強化され、海洋石油と海洋ガスの生産量は、それぞれ前年比6.2%、6.9%増となり、クリーンエネルギー開発の勢いは力強い。全国の洋上風力発電の新たに増加した併合発電容量は1690万キロワットで、前年比4.5倍増となり、累積導入容量は世界第1位へと躍進した。深海養殖が本格的に推進され、アジア最大の深海スマート網いけす「経海001号」が順調に進水し、投網を引き上げ、魚を収穫した。全潜式深海養殖装置ボックス「深藍1号」が、初めて「サーモン」の大規模な漁獲を実現した。
近年、中国の海洋関連政策が集中的に打ち出され、「第14次五か年計画(2021〜2025年)」の海洋経済の発展経路がより明確になってきた。「2022年、海洋経済の持続的な回復と好転は変わらず、海洋経済の質の高い発展を支える生産要素の条件も変わらない」。中国国家海洋情報センターの崔暁健(Cui Xiaojian)副所長は次のように述べた。現在、中国の11の沿海省と一部の沿海都市が、海洋経済の発展を促進するための関連計画を相次いで発表した。海洋関連産業の発展を促進するために、「海水淡水化利用発展行動計画(2021〜2025)」、「『十四・五』全国漁業発展計画」などが相次いで発表された。今後、中国は海洋経済の構造をさらに改善し、海洋経済の主要指標を合理的な区間に維持することに力を入れ、海洋経済の質の高い発展を持続的に推進していく。(c)People’s Daily/AFPBB News