【7月12日 AFP】米ホワイトハウス(White House)のジェイク・サリバン(Jake Sullivan)大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は11日、ウクライナに侵攻するロシアに対し、イランが武器搭載型を含む数百機の無人機を供与する計画だと語った。

 サリバン氏は会見で、「イラン政府は武器搭載型を含む最大数百機の無人機をロシアに早急に提供する準備をしている」と指摘。「われわれが得た情報では、無人機を使用できるようロシア軍を訓練する準備も進めており、早ければ7月前半にも最初の訓練が始まる」と述べた。

 サリバン氏によると、無人機は、イエメン内戦でイランが支援する反政府武装勢力フーシ派(Huthi)がサウジアラビアを攻撃する際に使用していたのと同じもの。ロシアに既に供与されたかは不明だという。

 サリバン氏はこの情報について、ロシア軍がウクライナとの戦闘で多大な損失を被り、戦力の維持で困難に直面しているとの見方を裏付けるものだと語った。(c)AFP