【7月11日 AFP】男子ゴルフ米国ツアー(US PGA Tour)とDPワールドツアー(DP World Tour、欧州ツアー)の共催大会、スコティッシュ・オープン(Genesis Scottish Open 2022)は10日、英スコットランド・ノースバーウィック(North Berwick)のザ・ルネサンスクラブ(The Renaissance Club、パー70)で最終日が行われ、ザンダー・シャウフェレ(Xander Schauffele、米国)が緊張感の中で冷静さを保ち、通算7アンダーで優勝を果たした。

 米ツアーのトラベラーズ選手権(Travelers Championship 2022)、DPワールドツアーのJPマクマナス・プロアマ(JP McManus Pro-Am 2022)に続き、3大会連続の優勝となったシャウフェレは好調を維持している。

 東京五輪で金メダルを獲得した28歳のシャウフェレは、2位と2打差の首位で最終日を迎えると、最初の2ホールで連続バーディーを記録してすぐさまリードを倍に広げた。

 しかし6番からの4ホールでスコアを三つ落とすと、バックナインに入っていたカート・キタヤマ(Kurt Kitayama、米国)に1打差をつけられ逆転された。

 17番でボギーをたたき、シャウフェレと首位タイで並んだキタヤマは、最終18番をパーでまとめると4アンダー「66」でホールアウト。通算6アンダーでクラブハウスリーダーに立った。

 一方、しっかりと落ち着きを取り戻したシャウフェレは、14番で約4.6メートルのバーディーパットを沈めると、パー5の16番でも再びスコアを一つ伸ばし、キタヤマに2打差をつけた。

 17番で決定的なパーセーブに成功したことで、18番をボギーとする余裕が生まれたシャウフェレは最終日をイーブンパーでまとめ、キタヤマと1打差で米ツアーとDPワールドツアーの初の共催大会を制した。

 トップ10に入ったキタヤマ、ブランドン・ウー(Brandon Wu、米国)、ジェイミー・ドナルドソン(Jamie Donaldson、ウェールズ)の3人が、今週開幕する今季メジャー最終戦、第150回全英オープン(The 150th Open Championship)の出場権を獲得した。(c)AFP