【7月11日 AFP】米国のアントニー・ブリンケン(Antony Blinken)国務長官は11日、岸田文雄(Fumio Kishida)首相と会談し、銃撃され死去した安倍晋三(Shinzo Abe)元首相への弔意を伝えた。

 アジア歴訪中だったブリンケン氏は予定を急きょ変更して来日。岸田首相との会談後、「われわれ(日米)は友人だ。友が傷つけば駆け寄るものだ」と語った。

 安倍氏について「誰よりも尽力し、米国と日本の関係を新たな高みに引き上げた」と称賛。「先見の明があり、構想を実現できる能力を持つ人物」だったと述べるとともに、「(安倍氏を)失うという重荷を背負った友を助けるためなら、われわれはどんなことでもするつもりだ」と強調した。

 ブリンケン氏は、ジョー・バイデン(Joe Biden)大統領が安倍氏の家族に宛てた書簡を岸田氏に預けたと話した。(c)AFP/Harumi OZAWA