【7月12日 People’s Daily】中国が独自に開発した高速鉄道車両「復興号(Fuxing)」の高速検査列車が高速実験で確実に成果を上げている。4月21日、山東省(Shandong)済南市(Jinan)と河南省(Henan)鄭州市(Zhengzhou)を結ぶ高速鉄道の河南省濮陽(Puyang)-鄭州間を時速435キロで走行し、列車がすれ違った瞬間の相対速度で時速870キロを達成。相対速度の世界記録を樹立した。4月12日には、鄭州-重慶(Chongqing)高速鉄道のトンネル内で時速806キロの相対速度を達成している。検査に使われた車両はCR450型で、通常運転の最高時速は350キロ。

 中国国鉄集団(China Railways Group)の担当者は「時速870キロという相対速度は、車両に乗っている乗客にとってはわずか0.86秒で車両とすれ違う速さです」と説明。国鉄集団は2021年から「CR450型革新プロジェクト」に取り組み、より安全かつエネルギーを節約するスマートな復興号の開発を目指している。国鉄集団科学情報部の担当者は「車両は4両の動力車と4両の客貨車による8両編成となっており、渦電流式ブレーキ、カーボンセラミックブレーキディスク、永久磁石けん引システム、アクティブ制御方式パンタグラフなど9件の新技術を採用している。国内の多くの技術的ギャップを埋めると同時に、世界トップレベルの性能に高めている」と強調する。

 高速の列車がすれ違うと、瞬間風圧により衝撃を与え、乗客の乗り心地に影響を及ぼす恐れがある。このため、列車の安全性を調べる必要があり、復興号の高速検査列車は線路上やトンネルで相対速度の実験を繰り返している。

 国鉄集団の担当者は「高速検査列車の一連の試験走行が成功裏に実施され、新技術の性能が証明された。中国の高速鉄道の技術が自立し、世界をリードする主導的地位を確立していくことになる」と話している。(c)People’s Daily/AFPBB News