【7月10日 AFP】ツール・ド・フランス(2022 Tour de France)で大会3連覇を目指すUTE(UAE TEAM EMIRATES)のタデイ・ポガチャル(Tadej Pogacar、スロベニア)が9日、新型コロナウイルスが大会に大混乱をもたらすことを懸念しているとコメントした。

 UTEのチームメート、ベーガルステイク・ラエンゲン(Vegard Stake Laengen、ノルウェー)と、アージェードゥーゼル・シトロエン・チーム(AG2R Citroen Team)のジョフリー・ブシャール(Geoffrey Bouchard、フランス)が検査で陽性を示し棄権する中、この日ポガチャルは仏ドル(Dole)をスタートする第8ステージに臨み、総合首位の座を固めた。

 2連覇中のポガチャルは、「大きな脅威だ。パンデミック(世界的な大流行)はまだ僕らのすぐそばにある。それとともにレースをするリスクを冒すことはできない」と話した。

「僕らは2日程度おきに検査をしているが、それでもベーガルは夜の間に発症した。心配だ。ファンはみんな沿道ですし詰めになって叫んでいるから、そのせいかもしれないと思うときもある」

 また、隊列でラエンゲンが重要な役割を果たしていたと話したポガチャルは、「あの大きな男が僕らを導いてくれるが、彼なしでも(ゴールの)パリまで行けると思う」と続けた。(c)AFP/Damian MCCALL