【7月10日 AFP】テニス、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2022)の女子シングルスで優勝したエレナ・リバキナ(Elena Rybakina、カザフスタン)が9日の決勝後、大会の2週目まで勝ち残れるとは思っていなかったと話した。

 大会第17シードのリバキナは、ロシア出身で、ここ4年はカザフスタン国籍でプレーしている23歳。決勝では第3シードのオンス・ジャバー(Ons Jabeur、チュニジア)に3-6、6-2、6-2で逆転勝ちし、ウィンブルドンの新チャンピオンとなった。

 だが、世界ランキングは23位とそれほど高くなく、今大会まで四大大会(グランドスラム)ではベスト8が最高だった中で、「ウィンブルドンでグランドスラムの2週目まで残れるとは予想していなかった。優勝者になれて、とにかく信じられない。この喜びを表現する言葉が見つからない」と話した。

「試合前も試合中も、ものすごく緊張していた。正直、終わってうれしい」

 一方のジャバーは、第1セットこそ緊張を見せたリバキナを圧倒したが、第2セット以降は崩れてわずか4ゲームしか奪えず。アフリカ勢として初のグランドスラム優勝はならなかった。(c)AFP