【7月9日 AFP】22F1第11戦オーストリアGP(Austrian Grand Prix 2022)は8日、予選が行われ、レッドブル(Red Bull)のマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)がポールポジションを獲得した一方で、メルセデスAMG(Mercedes AMG)は2台とも悲惨な結果に終わった。

 得意のレッドブル・リンク(Red Bull Ring)でフェルスタッペンは、母国オランダからのファンが見守る中で圧巻のラップを刻み、フェラーリ(Ferrari)のシャルル・ルクレール(Charles Leclerc)をわずか0秒029差で2番手に抑えてトップグリッドをつかみ取った。

 フェラーリは前週の第10戦英国GP(British Grand Prix 2022)でF1初勝利を飾ったばかりのカルロス・サインツ・ジュニア(Carlos Sainz Jr.)も、トップから0秒1未満の僅差で3番手につけた。

 フェルスタッペンのチームメートであるセルヒオ・ペレス(Sergio Perez)は4番手タイムを残したものの、Q2でトラックリミットに違反したとして、9日のスプリントでは13番手スタートの降格となった。

 一方、英シルバーストーン(Silverstone Race Circuit)で力強いパフォーマンスを披露したメルセデスは、意気揚々と今週末のレースに乗り込んできたものの、ルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)とジョージ・ラッセル(George Russell)の両ドライバーともトップ10を競うQ3でクラッシュしてしまった。

 ハミルトンはターン7でタイヤバリアーに激突する珍しいミスを犯し、残り時間約5分半で早々にアタックを終了。さらに、ラッセルもターン10でコースアウトすると、メルセデスのトト・ヴォルフ(Toto Wolff)チーム代表は、悲しげにテレビモニターを見つめていた。

 アルファタウリ(AlphaTauri)の角田裕毅(Yuki Tsunoda)は、14番手となった。(c)AFP