【7月9日 AFP】男子テニスのニック・キリオス(Nick Kyrgios、オーストラリア)は8日、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2022)の男子シングルス準決勝でラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)と対戦できなかったことに失望感を示し、「誰もが自分たちの死闘を見たかったはずだ」と語った。

 テニス界屈指の才能に恵まれながらも荒い気性で物議を醸しているキリオスは、通算22度の四大大会(グランドスラム)制覇を誇るナダルが腹部のけがで準決勝を棄権したため、不戦勝で10日の決勝に駒を進め、27歳にして初めてメジャー大会のファイナリストとなった。

 対戦が実現していれば、ウィンブルドンでは通算3度目の直接対決となっていたキリオスとナダル。初対戦の2014年大会では当時世界144位でワイルドカード(主催者推薦)のキリオスが勝利し、2019年大会では大激戦の末にナダルがリベンジを果たした。

 ナダル戦での通算戦績は3勝6敗となっているキリオスは、「自分たちは何度も対立し、何度も戦ってきた」としつつ、「それでも結局のところ、誰もが自分たちの死闘を見たかったはずだ。とにかく彼の回復を願っている」と語った。

「このスポーツにとってかけがえのない選手が、あのようなけがに見舞われるなんて、誰もが決して見たくなかったのは確かだ。彼とは再び大舞台でプレーできると確信している」

 これに先立ち、キリオスは自身のインスタグラム(Instagram)に投稿したメッセージで、「選手としてのタイプは違うし、性格も異なっているが、ラファエル・ナダル、自分は君の回復を願っているし、すぐに君の健康な姿を見られるのをみんなが望んでいる。では、また次の機会に」とナダルにエールを送った。

 現在世界40位のキリオスは決勝で、通算6度のウィンブルドン制覇を誇るノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)と対戦する。(c)AFP