大クラッシュの周が検査パス オーストリアGP出場可能に
発信地:シュピールベルク/オーストリア
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【7月8日 AFP】22F1第10戦英国GP(British Grand Prix 2022)決勝で、大クラッシュに見舞われながらも奇跡的に無傷だったアルファロメオ(Alfa Romeo Racing)の周冠宇(Zhou Guanyu、チョウ・グアンユー)が、7日に検査をクリアし、今週末の第11戦オーストリアGP(Austrian Grand Prix 2022)出場の許可が下りた。
周はF1を統括する国際自動車連盟(FIA)から派遣された医療チームに囲まれながら親指を立てた写真をソーシャルメディアに投稿し、「メディカルチェックを終えた。万全で行ける! 今回サポートしてくれた全ての人に感謝する。オーストリアGP、レッツゴー!」とつづった。
周は3日の英国GP決勝スタート直後、マシンが上下逆さまになったままグラベルを横切り、タイヤバリアーを越えて観客とサーキットを隔てるキャッチフェンス前の隙間に落下。
だが、出場許可が出たことにより、それからわずか5日後の8日には再びコックピットに乗り込み、オーストリアGPのフリー走行1回目に臨めることになった。
近年でも最大級の多重クラッシュで命が助かった理由について、周は先日「Halo(頭部保護装置)」のおかげだと話していた。
この事故に巻き込まれたもう一人のドライバーで、念のための検査で病院へ搬送されていたウィリアムズ(Williams)のアレクサンダー・アルボン(Alexander Albon)も、周と同様に検査をパスし、オーストリアGPに臨めることになった。(c)AFP