【7月8日 AFP】テニス、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2022)は7日、女子シングルス準決勝が行われ、大会第17シードのエレナ・リバキナ(Elena Rybakina、カザフスタン)が第16シードのシモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)に6-3、6-3で快勝し、オンス・ジャバー(Ons Jabeur、チュニジア)が待つ決勝に駒を進めた。

 2019年大会女王のハレプは今大会ここまで1セットも落としていなかったが、リバキナは試合を通して4度のブレークを奪うなど、圧巻のパフォーマンスを見せた。

 23歳のリバキナは「(この日のプレーは)すごく良かった。きょうは精神的に準備が整っていたし、できる限りのことをやった。素晴らしい試合だった」とコメント。ジャバーとの決勝に向けては「最高の試合になると思う。彼女は素晴らしい選手で、とてもトリッキーな相手。彼女のドロップショットやボレーに対応するのは簡単じゃない」と話した。

 リバキナはロシア出身だが、より多くの経済的な支援を受けるため、2018年に国籍をカザフスタンに変更した経緯を持つ。ロシアによるウクライナ侵攻を受け、今大会ではロシアとベラルーシの選手が出場禁止となっている。

 リバキナと対戦する第3シードのジャバーは、タチアナ・マリア(Tatjana Maria、ドイツ)を6-2、3-6、6-1で下した。(c)AFP