【7月8日 AFP】テニス、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2022)は7日、女子シングルス準決勝が行われ、大会第3シードのオンス・ジャバー(Ons Jabeur、チュニジア)がタチアナ・マリア(Tatjana Maria、ドイツ)を6-2、3-6、6-1で下し、オープン化以降ではアフリカ人女子として初めて四大大会(グランドスラム)の決勝に進出した。

 世界ランキング2位で27歳のジャバーは9日の決勝で、第17シードのエレナ・リバキナ(Elena Rybakina、カザフスタン)と対戦する。ロシア生まれのリバキナは、2019年大会の女王で第16シードのシモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)に6-3、6-3で勝利した。

 すでにグランドスラムでの4強入りは、アラブ人として男女通じて初の快挙だったジャバーは「ここに立っていられるなんて、チュニジア人女性として誇りに思う」と喜び、「今チュニジアが大騒ぎになっていることは知っている。アラブやアフリカの選手をツアーでもっと見たい。私はテニスを愛しているし、彼女たちに経験を共有したい」と話した。

「長年の努力や犠牲が実を結び、夢がかなった。それが報われうれしい。あと1試合続けたい」

「タチアナはすさまじい肉体の持ち主。諦めるかと思ったがそうしてくれなかったし、タッチやサーブなどコート上での全てが印象的。この調子を続けてほしいけれど、もう対戦はしたくない。今のところは勘弁」 (c)AFP/Dave JAMES