ロ出身選手がウィンブルドン決勝王手 除外の母国勢には「同情」
発信地:ロンドン/英国
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【7月7日 AFP】テニス、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2022)の女子シングルスで4強入りを果たしたエレナ・リバキナ(Elena Rybakina、カザフスタン)は、ロシア生まれながら出場禁止を免れた自身の幸運にも感謝しながら、7日の準決勝で初の決勝進出を目指す。
モスクワで生まれたリバキナだが、より多くの経済的な支援を受けるため、2018年に国籍をカザフスタンに変更した経緯を持つ。
ロシアによるウクライナ侵攻を受け、今大会ではロシアとベラルーシの選手が出場禁止となっているが、自身はアイラ・トムリャノビッチ(Ajla Tomljanovic、オーストラリア)との準々決勝に4-6、6-2、6-3で逆転勝利し、4強に勝ち残った。
23歳のリバキナは「誰もが出場を望んでいる。彼女ら(ロシアとベラルーシの選手)は生まれる場所を選べたわけじゃない。もちろん同情する」と話した。
また、カザフスタンに国籍を変更できたのは運が良かったと認めつつ、「カザフスタンは選手を探しているところだったから、とても良いタイミングだったと思う。私も援助を求めていた。カザフスタンは私を信用してくれて、良い組み合わせだったと思う」と語った。
リバキナは準決勝でシモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)と対戦する。(c)AFP/Dave JAMES