【7月7日 AFP】ロードレース世界選手権のMotoGPクラスに参戦するドゥカティ・レノボ・チーム(Ducati Lenovo Team)のフランチェスコ・バニャイア(Francesco Bagnaia、イタリア)が、スペイン・イビサ(Ibiza)島での休暇中に飲酒運転で自動車事故を起こし、「重大な判断ミス」だったとして謝罪した。

 バニャイアは5日未明、前月26日に行われた第11戦オランダGPでの優勝をナイトクラブで祝った後、道路の側溝に落ちる事故を起こした。

 事故に巻き込まれた人はいなかったものの、警察筋がAFPに明かしたところによれば、呼気検査ではスペインの法律で定められている「基準値(呼気1リットルあたり0.25ミリグラム)の3倍を超える」量のアルコールが検出されたという。

 呼気検査で同0.60ミリグラム以上の値が出た場合は軽犯罪の扱いとなり、バニャイアは裁判を受けることになる。

 有罪判決が下れば、社会奉仕活動への参加や罰金、または1〜4年間の運転禁止を命じられる可能性があるが、警察筋は「被害が非常に小さく、誰も巻き込まれていない」ことから、収監される可能性は低いとの認識を示している。

 バニャイアは自身のSNSで「あってはならない重大な判断ミス」だったとし、「申し訳ない」と謝罪。「教訓になった」と述べた上で、ファンに向け「飲酒した後は絶対に運転してはいけない」と呼びかけた。(c)AFP